先日、韓国の証券会社 MIRAE ASSET(미래에셋증권)に訪問してきました。訪問目的は、私名義の投資口座をつくること。韓国人の場合はオンラインでの口座開設が可能なのですが、外国人は直接訪問して口座開設する必要があります。数ある証券会社の中でなぜ MIRAE ASSET にしたかというと、
①外国人(日本人) が口座開設可能
②外国人(日本人)が米国株への投資ができる証券会社
という条件で、
③準備書類が一番少なかった(外国人登録証のみ)
だったのがMIRAE ASSETだったからです。
インターネット等で調べたところ、①②の条件クリアの証券会社としては삼성증권(SAMSUNG POP)や①の条件クリアの키움증권(KIWOOM)や신한금융투자(SHINHAN INVEST) などもありましたが、準備書類が一番少なく、韓国で有名な証券会社でもあったので私は迷わず MIRAE ASSET にしました。
また、子どもたち名義で積み立て投資を始めることにしたので、子どもたちの口座も一緒に開設してきました。その際に必要な書類は下記のとおりでした。
①가족관계증명서 상세 (家族関係証明書 詳細)
➁子どもたち各自の기본증명서 상세 (基本証明書 詳細)
※詳細バージョンというところがポイントです。
家族関係証明書は手続きを行う人が筆頭者(一番上に表示)でなければいけません。我が家の場合夫が筆頭者の書類を準備しました。各証券会社、各個人によってに必要書類等異なってくると思いますので、訪問前に一度電話等で確認してから訪問するのが確実だと思います。私たちも訪問前に電話で状況を説明し、必要書類を教えてもらいました。
平日に訪問したのですぐに手続きを始めることができました。外国人登録書を提示、他国に納税義務がないかどうかの確認などがあり、必要書類を作成し、ログインの為の공동인증서(日本語でいうと本人証明システム?)の登録などを済ませ、私の口座開設手続きは1時間ほどで終わりましたが、子どもたち3人分も開設したので結局合計3時間かかりました^^; 一度訪問して口座開設の手続きを済ませれば、あとはオンラインで自由に株の取り引きを行えるということでした。
その後、米国株に投資したいという日本人は今まで来たことがなかったのか、外国人の海外株への投資、米国株やETFの取り引きについて、担当の方と少しお話ししました。どうやら以前、フランス人のお客様が韓国で株取引をしていて、帰国する際に少し問題になったようで、日本人が韓国で株式投資することが問題ないかどうかを念のため担当税理士の方に確認して再度ご連絡くださるとのことでした。韓国において、アメリカの方が米国株式をすること等は禁止されていたりと、国にもよりますが、外国人に対しては色々な規制があるのだそうです。
そして後日届いたのが下記メール。結局私のようなケース(結婚移民者)は基本的に問題ないということでした。それぞれのケースで異なってくると思いますので、韓国で外国株に投資する際には念のため個別に相談してみてくださいね。
メールの内容を簡単に要約すると、
①日本人が韓国で韓国株式への投資をすることは何の規制もない
➁米国株等への証券取引については税法上の日本居住者でなければ可能。(※日本も韓国と同様、183日以上居住目的で在留した場合、税法上の居住者となる。)
ただし、日本で事業をして所得を得て、税金を納めている場合などは例外となるそうです。
ということで、私の場合は例外にも該当しないので、「米国株式を自由に投資してくださって大丈夫だと思います」との回答でしたが、最後の一文で「念のため日本のインターネットで税法上居住者かどうかだけ確認してみてください」と書いてあったので、私の方でも念のためインターネットで調べてみることにしました。
「税法上 居住者」と検索してみたところ、所得税上の居住者かどうかの判断基準、そして非居住者の場合の課税所得範囲というものが載っていました。
以上のことから、私の場合は晴れて米国株への取引を開始できることになりました。上記内容もビザの内容等でもまた異なってくると思いますので、米国株等の外国株式に投資を考える方は別途証券会社にお問合せしてみるのが確実だと思います。
外国人が外国で外国株に投資するのは結構複雑ですね^^;
今のところ、私名義の口座では主に米国株個別株投資、子どもたちの口座では米国ETFへの積み立て投資を行っていきたいと思っています。
次回は米国ETFについて書きたいと思います^^